2025年7月13日 |
わくわくセカンドライフ |
シニアのデジタル生活術 第1回
64歳スマホデビュー体験談!困った7つの解決法

この記事で分かること
- スマートフォンデビューで実際に困った7つのポイント
- 64歳の私が1週間で学んだ解決方法とコツ
- 同世代の方に向けた安心できるアドバイス
こんにちは、「わくわくセカンドライフ」を運営している64歳のグランパです。
スマートフォンデビューに挑戦して1週間が経ちました。振り返ってみると、まるで未知の惑星に降り立った宇宙飛行士のような気分でした。最初は「こんな小さな画面で本当に電話ができるの?」「間違って押したらどうなるの?」という不安で心臓がドキドキしていましたが、実際に使ってみると、まさに「新世界」が広がっていました。
同世代の皆さんにも、この感動と発見の物語をお伝えしたいと思います。今日はスマートフォンデビューについて、私が実際に体験した困りごとと、その解決への道のりを、物語のようにお話しします。
64歳からスマートフォンを始めた3つの物語
第一の物語:孫との架け橋を求めて
定年退職してから2年が経ち、時間に余裕ができた私。ある日、遠く離れた息子の家から電話がかかってきました。「お父さん、LINEっていうアプリがあるんだ。これがあれば、孫の写真や動画を簡単に送れるよ」と息子が言うのです。
その時、私の心に稲妻のような思いが走りました。孫の成長を見逃したくない。この一心が、私をスマートフォンの世界へと導いたのです。
第二の物語:取り残される恐怖
近所の喫茶店での出来事でした。いつものメンバーが集まって雑談をしていると、みんながポケットから小さな四角い機械を取り出して、何やら楽しそうに操作している。私だけが、古い折りたたみ式の携帯電話(ガラケー)をポケットに忍ばせていました。
「グランパさんもそろそろスマホにしない?」友人の佐藤さんが優しく声をかけてくれました。その瞬間、私は自分が時代の流れから取り残されているような、なんとも言えない寂しさを感じたのです。
第三の物語:64歳の新たな挑戦
定年後、YouTubeで動画制作を始めた私。最初は妻に「60歳を過ぎてから何を始めるの?」と笑われましたが、新しいことを学ぶワクワク感が止まりませんでした。そんな私にとって、スマートフォンは次なる挑戦の扉だったのです。
家族の反応は様々でした。息子は「お父さんにできるかな?」と心配そうな表情を浮かべ、妻は「一緒に覚えましょう」と前向きに背中を押してくれました。この温かい家族の支えが、私の背中を最後に押してくれたのです。
愛用していたガラケーから、いよいよスマートフォンへ
64歳が直面した7つの困りごと物語
さて、ここからが本当の冒険の始まりです。スマートフォンという新しい「相棒」との7日間の格闘記をお聞きください。まるで、新しい言語を学ぶような、そんな感覚でした。
1第一の試練:文字が小さくて見えない!
困った瞬間
スマートフォンの電源を入れた瞬間、私の目に飛び込んできたのは、まるで蟻が這っているような小さな文字の群れでした。老眼鏡をかけても、何が書いてあるのかサッパリ分からない。画面に顔を近づけすぎて、鼻で画面を触ってしまい、何やら変な画面になってしまったこともありました。
解決への道のり:息子に「設定って言葉を探して」と言われ、虫眼鏡のようなマークを見つけました。そこで文字サイズを「大」に変更すると…なんということでしょう!文字が魔法のように大きくなったのです。さらに、「拡大鏡」という機能を教えてもらい、必要な部分だけを大きく表示できることが分かりました。
魔法のような文字サイズ変更機能
2第二の試練:どこを押せば良いのか分からない
迷子になった瞬間
画面のどこがボタンなのか、どこを押せば良いのか全く分からず、私はデジタルの迷子になってしまいました。間違って押すと、知らない画面に飛んでしまい、「もう元に戻れないのではないか」とパニックになったこともありました。まるで、暗闇の中で出口を探しているような気分でした。
解決への道のり:息子が教えてくれた「魔法の言葉」がありました。それは「ホームボタン」です。困った時はこのボタンを押せば、必ず最初の画面に戻れると知った時の安心感は、まるで道に迷った時に案内標識を見つけたような気持ちでした。
3第三の試練:電話のかけ方が分からない
緊急事態の瞬間
妻が買い物に出かけている時、急に体調が悪くなり、息子に電話をかけようとしました。しかし、ガラケーでは簡単だった電話のかけ方が分からず、画面をスライドする動作も難しく、何度も失敗しました。「こんな時に限って…」と焦る気持ちが、余計に操作を困難にしていました。
解決への道のり:緑色の電話マークを見つけて、連絡先の登録方法を覚えました。よく使う番号は「お気に入り」に登録することで、まるでガラケーの短縮ダイヤルのように、簡単にかけられるようになりました。
4第四の試練:文字入力の悪戦苦闘
忍耐の瞬間
小さなキーボードで文字を入力するのは、まるで針の穴に糸を通すような作業でした。隣の文字を間違って押してしまい、一つの文章を打つのに10分以上かかることもありました。「こんにちは」と打とうとして、「こんちには」となってしまい、妻に笑われたこともありました。
解決への道のり:ある日、偶然にも音声入力機能を発見しました。マイクボタンを押して話すだけで文字が入力される姿は、まるで魔法のようでした。完璧ではありませんが、8割程度は正確に入力してくれます。この発見は、私のスマートフォン生活を大きく変えました。
5第五の試練:充電の謎
不安の瞬間
充電ケーブルの向きが分からず、無理に差し込んで壊してしまいそうになりました。また、どのくらい充電すれば良いのか、充電しすぎると爆発するのではないかという不安もありました。ガラケーの時は、そんなことを考えたことがなかったのに。
解決への道のり:ケーブルの向きには正解があることを学び、夜寝る前に充電すれば朝には満タンになることが分かりました。この習慣が、私の毎日のルーティンとなりました。
6第六の試練:Wi-Fiという名の謎
混乱の瞬間
「ワイファイ」という言葉は聞いたことがありましたが、それが何なのか、どう設定するのか全く分からず、データ通信料金が高額になるのではないかと夜も眠れない日がありました。
解決への道のり:家のWi-Fiに接続する方法を息子に教えてもらいました。一度設定すれば自動で接続されるので、通信料金を気にせずに使えるようになりました。この安心感は、まるで保険に入ったような気持ちでした。
7第七の試練:「アプリ」という不思議な世界
未知との遭遇
「アプリをダウンロードして」と言われても、アプリが何なのか、どこで手に入れるのか全く分かりませんでした。まるで、外国の市場で買い物をするような感覚でした。
解決への道のり:アプリストアという「お店」の存在を知り、LINEやYouTubeなどの基本的なアプリをダウンロードしました。無料のものから始めて、少しずつこの新しい世界に慣れていきました。
スマートフォンの基本操作をマスターしよう
64歳の私が見つけたスマートフォン上達の3つの秘訣
1週間の格闘を経て、私なりに発見した「スマートフォンとの上手な付き合い方」をお話しします。これは、同世代の皆さんへの私からの贈り物です。
秘訣その一:焦らず、ゆっくりと
同世代の方に一番お伝えしたいのは、「焦らないこと」です。若い人と競争する必要はありません。私たちには、若い人にはない「人生経験」という宝物があります。毎日少しずつ触れていれば、必ず慣れてきます。私も1週間で劇的に上達しました。
まるで、新しい楽器を習うような気持ちで取り組むことが大切です。最初は音がうまく出なくても、練習すれば必ず上達します。
秘訣その二:遠慮は禁物、素直に聞こう
分からないことは素直に聞くことが大切です。最初は息子に「また聞くの?」と言われましたが、何度も聞いているうちに息子も根気よく教えてくれるようになりました。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。遠慮せずに、家族や友人、携帯ショップの店員さんに質問しましょう。
秘訣その三:メモ魔になろう
重要な操作方法は紙にメモしています。「電話をかける時は緑のボタン」「困った時はホームボタン」など、簡単な言葉で書いておくと安心です。
私の机の横には、「スマホ操作メモ」という小さなノートがあります。これが私の「デジタル生活の羅針盤」となっています。
おすすめアプリ:まずはこの4つから
- LINE:家族との連絡用(孫とのやり取りが楽しくなります)
- YouTube:動画視聴用(懐かしい歌や料理番組も豊富)
- 天気予報アプリ:毎日の天気確認用(外出計画に便利)
- カメラアプリ:写真撮影用(孫の写真をたくさん撮れます)
継続するコツは、毎日決まった時間にスマホを触ることです。朝のコーヒータイムや夜のリラックスタイムなど、習慣化することが大切です。私は毎朝7時に天気予報をチェックすることから始めました。
一緒に頑張りましょう!
シニアのスマートフォンよくある質問5選
Q1: スマートフォンは60代から始めても大丈夫ですか?
A1: もちろん大丈夫です!私も64歳から始めました。年齢は全く関係ありません。最初は戸惑いますが、1週間もすれば基本的な操作は覚えられます。大切なのは諦めないことです。私たちには豊富な人生経験があります。それを活かして、自分なりのペースで学んでいけば必ずできるようになります。
Q2: 費用はどのくらいかかりますか?
A2: 端末代は2万円~8万円程度、月額料金は2,000円~4,000円程度です。シニア向けの割引プランもあるので、携帯ショップで相談してみてください。私は月3,000円程度で利用しています。節約のコツは、Wi-Fi環境を整えることと、必要のないオプションサービスは付けないことです。
Q3: 失敗しないコツはありますか?
A3: 最初は「壊れるかも」と心配しましたが、普通に使っている分には壊れません。間違って押しても大丈夫です。分からない時は家族に聞く、メモを取る、焦らないことが大切です。私も最初の3日間で20回以上は息子に電話して質問しました。今では笑い話です。
Q4: どのくらいの期間で慣れますか?
A4: 個人差はありますが、私の場合は1週間で基本操作、1ヶ月でLINEやメールが使えるようになりました。毎日触れていれば、3ヶ月もすれば十分使いこなせるようになります。重要なのは継続することです。一日10分でも良いので、毎日触れることをお勧めします。
Q5: 家族のサポートは必要ですか?
A5: 最初は家族のサポートがあると安心です。でも、携帯ショップの店員さんも親切に教えてくれますし、シニア向けの講習会も開催されています。私の友人の佐藤さんは一人で学んで、今では私よりも上手に使っています。意外と一人でも十分学べるものです。
シリーズ「シニアのデジタル生活術」について
64歳からデジタル機器に挑戦している私の体験を、同世代の皆さんと共有するシリーズです。失敗も成功も包み隠さず、リアルな体験談をお届けします。
予定している記事(全15回)
スマートフォン活用編
- 第1回:64歳でスマートフォンデビュー!最初の1週間で困った7つのこと(今回)
- 第2回:シニアが覚えるべきスマホ基本操作5選
- 第3回:家族とのLINE活用術~孫との距離が縮まった話
- 第4回:60代におすすめのスマホアプリ7選
- 第5回:スマホ写真整理の簡単な方法
YouTube・動画活用編
- 第6回:64歳からYouTube!動画作成に挑戦してみた
- 第7回:シニアのYouTube視聴術~おすすめチャンネル紹介
- 第8回:スマホで簡単動画編集~初心者でもできる方法
- 第9回:YouTube撮影の基本~照明と音声の工夫
- 第10回:動画投稿の緊張と楽しさ~コメントをもらった感動
オンライン生活編
- 第11回:初めてのオンラインショッピング体験記
- 第12回:ネット銀行デビュー~60代でも安全に使えた
- 第13回:オンライン会議に参加してみた~Zoomの使い方
- 第14回:電子書籍vs紙の本~シニアが比較してみた
- 第15回:デジタル終活のススメ~アカウント整理の重要性
更新は随時行います。
一緒に「わくわくセカンドライフ」を楽しみましょう!
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