私が小学生だった昭和40年代、放課後になると友達と一緒にテレビの前に釘付けになっていました。当時はまだリモコンなんてありませんから、チャンネルを手で回して、家族みんなでテレビを囲んでいた時代です。

そんな中で流れてくるアニメソングは、まさに私たちの心の支えでした。「巨人の星」の『行け行け飛雄馬』を聞くと、今でも胸が熱くなります。「思い込んだら〜♪」のあの力強いメロディー、皆さんも覚えていますよね？

「機動戦士ガンダム」の「翔べ！ガンダム」は、私たち40代の心に深く刻まれています。アムロやシャアと一緒に、私たちも大人になっていったような気がします。

「宇宙海賊キャプテンハーロック」の歌も印象的でした。あの哀愁漂うメロディーは、大人になった今聞いても、心の奥が震えます。

学校で嫌なことがあった日、友達とケンカした日、初恋に破れた日…そんな時も、これらの歌は私たちを励ましてくれました。

特に「巨人の星」の歌詞にある「思い込んだら試練の道を」という言葉は、私たちシニア世代が人生で直面した困難を乗り越える時の、心の支えになったのではないでしょうか。

今、私たちは64歳、65歳…人生の後半戦を歩んでいます。でも、あの頃の心は今でも変わりません。新しいことに挑戦する気持ち、仲間を大切にする心、そして明日への希望。

これらの歌を聞くと、「まだまだ頑張れる」って思えるんです。